フランス

ワーホリの歴史も古いフランス

日本が、ワーキングホリデー協定を5番目に結んだ国が、トリコロールカラーの国旗を持つフランスです。
西ヨーロッパの大国であるフランスは、非常に大きな国土を持っています。
中心都市は、花の都とも呼ばれる首都パリで、商業の中心でもありますが、文化の発信地でもあるのです。

フランスは共和制の国であり、政教分離が進められています。
これをライシテと呼んでいますが、フランス革命からの伝統でもあるのです。
そのため、民主制国家であり、かなり自由な気風を持っていますが、公共の場で宗教的なシンボルを禁止しています。

ただし、7割がカトリックな為、キリスト教のシンボルはすでに公共のものであり、宗教色があるものではないと判断しているのです。
こうした宗教政策もあり、宗教問題に発展することも珍しくはありません。
特にイスラム教やユダヤ教からの反発は強く、大きな問題になることもあります。

フランス語の問題

ワーホリということを考えると、フランス語を外すことはできないでしょう。
英語とは違い、日本人にはなじみの浅い言葉であることは間違いありません。

ワーホリという限られた時間の中で、フランス語をみにつけようと思うと、かなりの人が挫折します。
日常会話でも苦労することになり、なかなか身につかないものなのです。
中途半端な覚悟でフランスを選ぶと、かなり後悔することにもなります。

これは、フランス人の気質の問題もあるでしょう。
基本的におしゃべりな人の多いフランスですが、自己主張が強く常にアピールしてきます。
非常に頑固で、自分から折れたりすることはほとんどありません。

言語にも表れており、フランス人は英語を使ったりすることを良しとは思わないのです。
決してしゃべることができないわけではありません。

英語を学んでいたりしても、フランス語を使いますし、相手にも求めます。
意思疎通ができない相手には、なんでできないんだと突っかかってくることさえあるのです。

こうした気質が、どうしても日本人にはきつく、語学の習得に足かせになってしまうことがあります。
だからこそ、自分の意思を強く持ち、フランス語を習得するんだという心構えがなければ、住んでいても覚えることはないのです。

独自の文化に触れること

フランスには、さまざまな観光地があり、ワーホリで過ごしていても見て回りきれるものではありません。
美術や芸術といっただけでも、日本人が思っている以上に幅広く、独特の様式を持っているのです。

もう一つ、忘れてはいけないのが、食文化でしょう。
イギリスの対極にある文化ではありますが、日本人の思っているフランス料理とは違う一面を持っています。
特に各地方の郷土料理は、日本のフランス料理とは全く異なり、多くの特色があるのです。

有名なものはあらゆるソースを駆使して作られたコース料理ですが、本場のものはマデラソース、オランデーズソースなど基本のソースだけで10種類もあります。
繊細な味とそれを生み出す材料や作り方は本場だからこそ学べることがあるでしょう。

フランス料理
[画像]カフェと料理の専門学校 レコールバンタン

実際にレストランで働くには、何かのツテやつながりが無ければ難しいですが、こちらの画像で紹介した学校のような研修であったり、このワーホリであればフランスの一流レストランで修行をするということもできるのです。
こうした料理の文化に触れることができることは、フランスをワーホリで選ぶ特典であるともいえるでしょう。