オーストラリア

ワーホリの定番であるオーストラリア

ワーホリといえば、オーストラリアと呼ばれるほど、メジャーな選択肢となりました。
日本が最初にワーキングホリデー協定を結んだ国で、毎年9,000人が渡航しています。
この数字は、全体の半分にもなるのですから、ワーホリの代名詞とも言われるのです。

オーストラリアは、広大な面積を持っている国ではありますが、実は人口は2300万人弱と、日本に比べてもあまり多くなく、そうした面で見てみると小国だといえるでしょう。
面積は日本の22倍もありますが、内陸部は砂漠化が進んでおり、人が住める場所が限られています。
そのため、人口は沿岸部に集中しているところが特徴となっているのです。

首都はキャンベラで、6つの州と1つの準州、その他特別地域を持つ連邦制を敷いています。
公用語は英語ですので、日本人にもなじみ安い国であることは間違いありません。
民族的にはヨーロッパ系であるということが言語にもつながっていますが、移民のおかげで中国語やイタリア語も少数ながら通用します。

ワーホリということを考えると、オーストラリアのニューサウスウェールズ州のシドニーは外せません。
人口は約460万人で、多くの移民が集まっているところが特徴です。

多民族性が強く、世界で最も住みやすい都市に選ばれるほど、人気の都市にもなっています。
ただし、以前はワーホリといえばシドニー以外を選択する人はいませんでしたが、現在はブリスベンやパースも選ぶ人が増えました。

クリスマスは真夏の気候の違い

オーストラリアの気候は、非常に広大な面積を持つため、地域によって大きく変化します。
日本の感覚とは違い、南に行けばいくほど寒くなるのは、南半球であるということがあるのです。
北部は熱帯気候の地域があり、雨季と乾季に分かれていたりしますが、東部は温暖湿潤気候と西岸海洋性気候ですので、かなり住みやすい地域であるといえるでしょう。

南半球ということでは、季節感は日本の真逆で、夏と冬が逆転しています。
日本の四季のように、はっきり分かれている地域もありますが、かなり乾燥した地域になってしまうため、夏でもそこまで暑さを感じることはないでしょう。
実際にクーラーが普及しているわけでもなく、そこまで必要もありません。

夏と冬が逆転しているため、クリスマスが真夏に行われる、というのは有名な話ではないでしょうか。
冬はあまり長くはありませんが、日本とは全く違う状況となるのです。

夏には、サマータイムを実施している州があることも重要でしょう。
すべての州ではありませんし、タスマニア州のように、ほかの州よりも早く実施するところもあります。
広大な国土であるため、東西での時差もあり、東部、中央部、西部で分かれている点も日本とは異なるのです。

オーストラリアといえば、日本からの距離はかなり遠く、シドニーまでの直行便で9.5時間かかります。
ノンストップですから、かなりの距離があることがわかるでしょう。

比較的安全な治安

ワーホリで行くのであれば、絶対に忘れてはいけないのは治安の問題です。
オーストラリアは比較的安全だといわれているのは、住社会ではないということでしょう。

しかし、軽犯罪の発生率は、日本とは比べ物にならないぐらい高くなっています。
スリや置き引きは当然警戒しなければいけません。
携帯を置いていったりすれば、確実になくなると言っても過言ではないでしょう。
そのため、自分の持ち物からは絶対に目を離さないよう、注意が必要です。

また、深夜に一人でタクシーに乗ったりすれば、当然のように危険な目に合うことになるかもしれません。
日本人はターゲットになりやすく、カモであるという感覚はどこの国でもありますので、興味本位での行動は慎むべきであるといえるのです。

せっかくのワーホリをより安全に楽しむためにも、犯罪が起きやすい地域や時間帯を避けて行動するなどの工夫をしてみましょう。