イギリス

クイーンズイングリッシュのイギリス

クイーンズイングリッシュを学ぶことを目的とし、イギリスに留学する人はたくさんいます。
その中で、ワーホリで訪れる人もいます。

イギリスの場合、年間1,000人という定員が設定されているのです。
これが大きな違いとなっていますが、イギリスではワーキングホリデー査証は2008年に廃止されています。
つまり、ワーホリではなく、短期就労査証に属した状態で入国することができるのです。

滞在期間にも違いがあります。
就労に制限がなく、最長で2年間滞在できるようになっているのです。

厳しくなるワーホリのビザ取得

イギリスでは、就労ビザを取得するのが非常に難しくなっています。
歴史的背景もありますが、自国経済を守るための政策です。

そのため、ワーホリとしても年々厳しくなってきています。
1月から行われる募集も、2万人近い応募者がいるのにもかかわらず、1,000人で締め切っていることから、宝くじと同じと称する人もいるぐらいなのです。

これを犯罪に利用している組織もあり、手数料を払うと取りやすくなるというところもあります。
しかし、こんな手段は存在しませんので、絶対に利用してはいけません。

物価の高さに要注意

ワーホリでイギリスに行く場合、最も壁になってしまうのは物価の高さです。
働く場所は数多くあるため、少しでも英語が話せれば、収入を見つけることができるでしょう。

それでも、シェアハウスに週£100も必要になることは珍しいことではなく、月の生活費はかなり高騰します。
アルバイトでもらえる収入は、最初は£500ももらえない可能性もあり、かなりの自己資金がなければ、ワーホリで生活することはできません。

そのため、応募資格として£1,800以上の資金が証明できなければいけないのです。
この金額を考えても、3か月程度の生活費としても心持たないため、ロンドンなど都市部で生活を考えるのであれば、もっと資金を用意しておくべきでしょう。

お茶文化とアングレース

イギリスといえば、お茶文化の国です。
喫茶店はほとんど存在しないのは、職場にティースペースがあるため、商売として成り立たないということがあります。

食生活としては、フランス人のようなこだわりはありません。
味付けに関してもアバウトであり、栄養補給としての考え方が先行します。

フランス人からは、アングレースとも呼ばれていますが、これはシンプルな調理法で、煮るか揚げるかといった簡単な方法を指しているのです。
味付けもシンプルで、ひどい時には塩味すらしないことがあります。

主食としては、パンのイメージがあるかもしれませんが、実際にはジャガイモで、あげたりゆでたりして主菜に添えられているのです。
それも、あまりこだわりがないため、大量に添えられることがほとんどで、日本人にとってはかなり驚くことになるでしょう。
生鮮野菜は驚くほど少なく、日本人にとってはカルチャーショックになってしまう人も少なくありません。

ただし、お茶のこだわりは半端ではなく、お茶菓子も多彩です。
食事に手間を掛けなくても、お菓子には掛けると揶揄されることさえあるほどですので、きっとびっくりするでしょう。