就労日数の制限がないドイツ
ドイツでのワーホリは、ほかの国とちょっと異なります。
英語圏が多い中、ドイツは当然ドイツ語圏になるからです。
言葉では簡単に表現することができますが、この差はかなり大きなものでしょう。
日本人にとっては、フランス語と同様に普段から接する言葉のない言葉です。
特殊な環境でもなければ、ドイツ語を耳にする機会はほとんどありません。
その中に飛び込んでいくことになりますので、かなりの障壁になることは間違いありません。
それでも、ドイツはとても魅力的な国です。
就労日数の上限は廃止され、名実ともに働きながらドイツで生活することが可能となりました。
勤勉なドイツ人気質と日本人は気が合いやすいとも言われていますので、楽しみながら生活をしていくことができるのです。
かなり遠いドイツ
ドイツへは、日本から直線距離で9,400kmもあります。
飛行機を使った場合、直行便でもフランクフルトまで12時間かかるのです。
時差は、マイナス7時間もあるのですから、かなりの距離にあるといえるでしょう。
これだけの距離を移動することになりますので、飛行機の準備は大切です。
反対側ともいえるほど離れた国ですから、気候も全く異なります。
一般的には、かなり寒い国だと思われがちですが、偏西風とメキシコ湾流から流れる温暖な北大西洋海流のおかげで、緯度の割に温暖な気候を持っているのです。
ですが、東部は大陸性気候であり、かなり寒いこともあります。
独特なドイツの食文化
ドイツというと、ビールとソーセージを思い浮かべる人も多いでしょう。
野菜を育てるのに適した土地ではなく、保存食も考えていかなければいけなかったため、独特の食文化が生まれていきました。
ドイツ独特な食文化は、カルテス・エッセンとヴァルメス・エッセンに分けることができます。
カルテス・エッセンは、火を通すことのない食事です。
これがソーセージやハムの食事になりました。
逆にヴァルメス・エッセンは、キャベツの塩漬けであるザワークラフトや塩漬け肉のアイスバインなどが当てはまります。
それも地域ごとに特色があるのは、元々食糧が豊富な土地ではなかったからなのです。
必須の食材は、ジャガイモになります。
ドイツの人口を支えてきた食材であり、ヨーロッパ全体を見ても、人口とジャガイモの生産量が比例するほど、重要な食材なのです。
そのため、ドイツ料理には必須であり、さまざまな食べ方をします。
イギリスのように、ただゆでて山盛りにしたりしないのは、勤勉で実直なドイツ人らしいところでしょう。
フランスの食文化とは違い、消して華やかではありませんが、日本人にはとても新鮮で、どこかでなじむことができる文化でもあるのです。