ポルトガルのビザ

ポルトガルのワーキングホリデービザについて

鎖国していた1543年から唯一貿易をしていたポルトガルは、日本との関わりも深く、歴史も古いため、日本語にはポルトガル語由来の言葉も数多くあります。
2015年7月よりようやく日本との間で協定されたポルトガルのワーキングホリデービザは、いまだ日本では馴染みがありませんが、ヨーロッパにおけるポルトガルは渡航先として大変人気があり、世界からたくさんの観光客が訪れます。
美しい景観と新旧共存する歴史的建造物、グルメに大自然と魅力満載のポルトガルへ、ワーキングホリデーを利用してポルトガルを訪れる人もこれからますます増えていくと予想されます。
そんなポルトガルのワーキングホリデー制度についてご紹介します。

ポルトガルのワーキングホリデー必要書類

日本国籍を持ち、申請時日本に居住していること、18~30歳(申請時の年齢)であることが主な申請資格となっており、申請書、有効期間が1年以上残っているパスポート原本とコピー1枚、写真(3×4cm)1枚、往復航空券予約確認書(片道の場合は復路を購入可能な費用の証明)、健康診断書(英文)、保険加入証明、残高証明書(英文)、ポルトガルでの犯罪有無を確認する要請書、日本の無犯罪証明書など。
より詳しい内容はポルトガル大使館領事部のサイト、短期滞在査証のページから確認してください。
滞在延長は不可、また他のビザへの切り替えも不可となっております。

ポルトガルのワーキングホリデー注意点

ワーキングホリデーというのは基本的に各国毎年の発給人数が制限されていますが、ポルトガルに関しては制限が設けられていません。
しかしながら、申請の際に指紋の採取をする為、直接本人が大使館へ申請書類を提出しなければならず、電話かメールで事前に予約をする必要があります。

また、経済証明書が他国とは比にならないほど高額に設定されていて1年間で16000ユーロの残高証明書が必要です。
他にも3ヶ月以内に発行された犯罪経歴証明書と、その証明書を取得後に外務省のアポスティーユ証明も必要です。
これは外務省または大阪分室にて申請することができます(郵送も可)。
審査に1~2ヶ月かかる場合もあり、ポルトガルのワーキングホリデー申請にはいくつか特殊な書類も必要になりますので、過去に他の国へワーキングホリデーで行かれたことがある方でも常にホームページをチェックし、予め余裕をもって準備することをお勧めします。

ポルトガルのワーキングホリデーの滞在日数は1年間ですが、入国から1年間ではなく、ビザの発行された日から換算して1年間が有効期間となります、十分に注意してください。
なお、ワーキングホリデービザでポルトガルに入国後3日以内に、居住地の管轄警察所にて滞在登録が必要となります。