デンマークのビザ

1年までデンマークに滞在可能

2007年10月から導入されたデンマークとのワーキングホリデーですが、滞在可能期間は最大1年間です。
対象年齢は申請資格としては申請時の年齢が18~30歳であること。
また、デンマーク滞在中の就学期間、就労期間ともに半年と制限があります。

デンマークではフォルケホイスコーレという17歳以上であれば国籍を問わず入学できる全寮制の学校があります。
外国人向けのコースもあり、デンマーク語を学ぶこともできますので、ワーキングホリデー渡航初期はこちらでコースを組み合わせて受講するのも経済的にお勧めです。

渡航時期としては冬は夜が長くて気分がめいってしまう方も多く、夏の6~8月が人気があります。
ビザの発給には2~3ヶ月かかる場合もありますので、申請の時期をしっかり見極めて提出する必要があります。
なお、申請料は無料ですが、申請時には事前にメールで予約をする必要があり、直接在日デンマーク大使館にて申請を行います。

ワーキングホリデーに必要な書類をそろえる

有効なパスポートと、パスポートコピー(表紙を含むすべてのページ各1部)、自分名義の英文の銀行の残高証明、申請用紙2部(1部はコピー)、証明写真(3.5×4.5mm)3枚、デンマーク滞在中の資金の英文の証明書(デンマーク通貨・クローネDKK15000)原本とコピー1部などを提出します。
提出書類については予告なく変更がある場合がありますので、デンマーク大使館のホームページで確認してください。
また、ワーキングホリデービザの発給に3ヶ月かかる場合もありますので、予め余裕をもって準備することをお勧めします。

デンマーク渡航後の注意

ワーキングホリデーでデンマークに入国後、現地に到着して居住所が決まったら、在留届を提出する必要があります(在留届提出後に移転などで変更があった場合も同様)。
届け出にはパスポートとビザが必要で、住民登録時、CPRナンバー(個人登録番号)が割り振られ、保険カードも受け取ることができます。
医療費が無料になり、IDとしても使えます。
銀行口座の開設や、図書館などの公共機関のカード作成時、バスの定期券発行時など、デンマーク人と同様のサービスを受けることができます。

また、デンマークのワーキングホリデービザの滞在は、シェンゲン協定で決められている期間(6ヶ月内90日間)を含む為、シェンゲン圏外で6ヶ月過ごさないと、デンマークを含むシェンゲン圏内の国へ再入国することはできませんので注意が必要です。
シェンゲン協定とは、協定国間を入国審査不要で行き来できる制度で、イミグレーションでパスポートにスタンプを押されずに入国できる仕組みをいいます。
デンマークをはじめ、アイルランド、スウェーデン、ノルウェーなど北欧を含む25カ国以上の国がシェンゲン協定に加盟しています。