ポルトガル

ワーキングホリデーで行くポルトガル

ポルトガルとのワーキングホリデーは2015年7月に導入されたばかりなので、ポルトガルにワーキングホリデービザで行けることはまだあまり知られていません。
ポルトガルがどこにあるかもはっきりご存知ないという方も多いかもしれませんが、鎖国時代から日本とポルトガルには古くから深い繋がりがあります。

1543年ポルトガル商人によって種子島に鉄砲が伝来し、また1549年にはフランシスコ・ザビエルによってキリスト教が広まりました。
その後南蛮貿易が始まり、金平糖、カステラ、天ぷらなどが伝えられたことは大変有名です。
長い歴史を持つ日本とポルトガルの関係ですが、日本から直行便がない為、最低一度はヨーロッパの周辺都市で乗り換えが必要になり、移動も約1日かかります。

ワーホリ制度についても、現代の日本人にとっては情報が少なく、馴染みのない国ではありますが、逆に言えば、今行けばポルトガルのワーキングホリデーの先駆者的存在になれる可能性があります。
ポルトガル語はほとんどの発音がローマ字読みで通じる為、日本人にとって勉強しやすい言語と言われています。
遠いようで近い国、ポルトガルとはどんな国なのでしょう。

ポルトガルの基本情報

ポルトガルは西ヨーロッパ、イベリア半島にある国で、正式名称はポルトガル共和国です。
スペインの西側に隣接し、首都はリスボンで、国土面積は約9万2千平方キロメートル、日本の約四分の一となっています。
人口は約1千万人で、その約四分の一が首都リスボンに集中しています。
公用語のポルトガル語で、通貨単位はユーロ、国民の90%がカトリック教徒です。

国が南北に長い為、地域によって少しずつ異なりますが、気候は一年を通して温暖で、夏は湿気が低い為気温が高くても過ごしやすく、冬は日本より温暖で雨が多く不安定な為、雨具やジャケット、薄手のコートなどがあると便利です。
渡航者に一番利用されるポルトガル国内の移動手段は鉄道とバスです。
主要都市は交通手段が網羅されており、各地を訪れるのにとても便利です。

首都リスボンでは地下鉄から電車やフェリーの乗り換え駅に連結しており、観光にも通学にも大変便利な交通手段となっています。
また、坂の多いリスボンで観光客に大人気なのが路面電車で、情緒あふれる雰囲気を満喫しながら街を移動することができます。

シーフードが美味しいポルトガル

ポルトガルは約半分が大西洋に面しており、古くから港町として発展と遂げてきました。
その為スペインと並んで新鮮なシーフードをふんだんに使った料理が有名です。

ワーキングホリデーで長く滞在する方にはその国の味が口に合うかどうかも大変重要です。
ポルトガルは物価も安く、美味しい海の幸を堪能できる為、日本人には住みやすい国の一つと言えます。